会社とニュースの拾い物

話題になっているニュースや会社のできごとについて不定期に書きます

節約と収入について

節約に異常にこだわる人がいます。いわゆるポイントカードを絶対に無駄にせず、複数の店での数十円の差を見逃さず、ソフトバンクから吉野家の無料券が配布されたら数時間でも並ぶようなタイプです。

これらの人たちを見て思うのは、節約の本質を見失っているのではないかということです。

節約の本質は、支出を出来るだけ減らして実質的な収入を増やしたいということです。

手取り年収500万円で年間300万円使う人と手取り年収700万円で年間600万円使う人では、年収500万円の人のほうが年収は少ないのに貯蓄額が多いということになります。そして、家賃(ローン)、携帯電話の料金、車にかかるお金、子供の学費や習い事、衣料費などなど。年間300万円使う人でも、うまく節約すれば年間600万円使う人と同じレベルの生活を送ることができるかも知れません。その意味で節約が重要なことは言うまでもないのですが、行き過ぎた節約は本質を見誤るものだと思います。5円安い秋刀魚を買うために1km離れた別のスーパーに行く、割引クーポンを使うために1時間も並ぶ、100円のポイントを得るために2時間も自分の情報を打ち込むなど、、。

本人が好きでやっているぶんには何も問題ないのですが、かけた手間に見合った節約になっているかというと疑問です。1km離れたスーパーに行くのも数時間並ぶのも、その時間を他の事に使えばもっと有意義になることが多いでしょう。スキルアップのために本を読む、身体を鍛える、ストレッチをする、部屋の片付けをする、などなど。もっと良いと思うのは、その時間を使ってもっと直接的に収入をアップさせようとすることです。割りのいいセルフバックを行ったり、ポイントサイトでポイントを稼いだりなどです。節約にはある程度限度がありますが、本業とは別のやり方で収入を増やすのはやり方次第で限度はありません。

手取り年収500万円で年間300万円使う人、手取り年収700万円で年間600万円使う人、の他にも手取り年収500万円で年間350万円使うけど副業収入が50万円ある、というパターンもあるわけです。この場合、副業によって年間収入を50万円増やすことにより、貯蓄できる額を変えずに生活水準を50万円分アップできます。やほーい。言いたいことは、節約には限度があるけどそれよりは収入アップを目論む方が効率的&現実的なのでは?ということです。幸い今のネット社会では自宅にいながらにして時間効率の良い副収入が得られる手段が多くあります。フリマアプリで不用品を売るもよし、割りのいいセルフバックを行うもよし、ランサーズなどに登録して副業するもよし、いずれにしても5円か10円のために1km離れたところに買い物に行くよりも効率良く収入をアップできるかと思います。

では。